発売日 | ディスク:1986年2月21日 カセット:1994年2月19日 |
価格 | ディスク:2600円 カセット:4900円 |
メーカー | 任天堂 |
データー容量 | ディスク:896キロビット カセット:1メガビット |
売上本数 | 169万本 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
ゼルダの伝説:リンク初めての冒険?それとも迷子?
初代「ゼルダの伝説」がファミコンディスクシステムのローンチタイトルとして送り出されてから、数十年。その間、ゲームは飛躍的に進化しましたが、「ゼルダ」の魅力は変わらず、むしろ新しい時代に合わせてさらに磨きがかかっています。
今回は、世代を超えて愛され続けている、この不朽のシリーズの始まりハイラルの地へと足を踏み入れ、リンクと共に未知なる冒険へと旅立ちましょう。
ゲーム概要
「ゼルダの伝説」は、剣と盾を手にした主人公・リンクを操り、ハイラルの世界を冒険するアクションアドベンチャーゲームです。本作は、フィールドと迷宮、二つのマップを駆け巡り、謎解きや戦闘を通じて進んでいくという構造を持っています。
ストーリー
ハイラル地方の小さな王国は、古くから「力」と「知恵」を象徴する三角形の石板「トライフォース」が守られている地でした。しかし、ある日、大魔王ガノンが現れ、力のトライフォースを奪い去ります。そして、知恵のトライフォースをも手に入れようと企みますが、この危機を察知したゼルダ姫が先手を打ち、知恵のトライフォースを8つの欠片に分割し、ハイラルの各地に隠しました。
ガノンはゼルダ姫を幽閉し、彼女を助けようとする者たちへの攻撃を命じます。王国は未曾有の混乱に陥りました。この危機を乗り越えるべき英雄を探す密命を受けたゼルダ姫の乳母インパは、追手から逃れる途中でリンクという少年に出会います。リンクの機転によって危機を脱し、彼の賢さに感動したインパは、ゼルダ姫を救うためリンクに助けを求めます。
リンクはゼルダ姫を救出すべく立ち上がり、知恵のトライフォースの欠片を集める冒険に旅立つのでした。
冒険の始まり
リンクの装備はシンプルで、基本的に剣と盾を持ち、ライフが満タンの時には剣からビームを放つ「ソードビーム」で遠距離攻撃が可能です。盾は正面からの攻撃を防ぎますが、攻撃中やアイテム使用時には機能しません。ゲームを進めるには、ブーメランや迷宮のキーなど、様々なアイテムを駆使する必要があります。これらのアイテムは、戦闘のみならず、謎解きにも欠かせない要素です。
マップと探索
ゲームのマップは、フィールドとダンジョンの2つに大別されます。フィールドマップは、128画面に及ぶ広大なエリアで、様々なモンスターやショップ、隠し部屋などが存在します。一方、ダンジョンマップは迷宮がちりばめられ、扉や鍵がプレイヤーの進行を妨げます。ダンジョン内には特定のアイテムが隠されており、これを入手することでフィールドの探索範囲が広がります。
アイテムの重要性
ゼルダの伝説では、多種多様なアイテムが登場し、それぞれに特有の機能や効果があります。例えば、マジカルシールドは魔法攻撃も防ぐことができる上級の盾で、ブルーリングやレッドリングは被ダメージを減らします。特定のアイテムは、ゲーム内での進行や謎解きに直結しており、適切なアイテムを見つけて使いこなすことがゲームクリアへの鍵となります。
高難易度の挑戦
ゲームを一度クリアすると、「裏ゼルダ」と呼ばれる高難易度モードが解放されます。このモードでは、より複雑な謎や強敵がプレイヤーを待ち受けており、『ゼルダの伝説』の真髄を味わうことができます。
ゼルダの伝説:迷子の始まり
任天堂のファミコン時代から続く伝説的なシリーズ、『ゼルダの伝説』。このゲームは、そのオープンワールド性とダンジョン攻略の自由度、そしてあらゆる隠し要素で、多くのプレイヤーを夢中にさせました。しかし、私たちが愛するこのゲームを少し違う視点から見てみると、笑える発見もあるのです。
マップ中央で放置された勇者
冒険の始まりは、説明もなくマップの真ん中にポツンと放置されるリンクから。目の前には洞窟があり、「なんとなく入るか」という感じで始まる冒険。見知らぬおじいさんから剣をもらう、リンクよ、君は勇者だろう?なぜ、初対面のおじいさんから剣をもらって、一人で何をすればいいかもわからない冒険に出るのか。これが勇気なのか、それともただの無謀なのか。
広大な世界…でも実は迷子
『ゼルダの伝説』が誇る広大な世界ですが、実際には「冒険中のほとんどで迷子」というのが正直なところ。ヒントが少なくプレイヤーをしばしば「迷子」にするこのゲームデザインは、何とも困ったものです。
一方的な遠距離攻撃
リンクのアクションは、シリーズを通じて進化してきた。初代では前に剣を突き出すだけだったが、それでも楽しい。
体力が満タンの時に限り、剣からビームが出る。このビームで遠くの敵を倒す障害物もなんのその、遠くから一方的に攻撃できます。
しかし問題は体力が満タンでないとビームが出ない、すさまじい弱体化です。
つまり、リンクは常にピンチの連続。これは勇者の運命なのか、ただの健康管理の失敗なのか。
放火犯とボマーの二足のわらじ
隠し場所を探索するためには、壁を爆破したり、木を燃やしたり…。これは「勇者の所業」なのか、それともただの「迷惑行為」なのか。いつの間にか、リンクは勇者から「放火犯withボマー」に転職してしまったようです。
最終ボス、ブタさん登場
遥かな旅の果てに待ち受ける宿敵ガノンとの対決。しかし、そこには威厳あるボスの姿ではなく、なんとブタの姿が…。「いや、ブタやん!ブタさんやん!」という感じで、最終バトルの意外な落差には笑ってしまいます。
最後に
『ゼルダの伝説』は、多くの革新をもたらし、新たなゲームの地平を開拓した偉大な作品です。ここで挙げた「ちょっとした疑問点」も、このゲームが長年にわたり愛され続ける理由の一つかもしれません。
確かに、細かく粗を探せば見つかりますが、それを上回るほどの魅力を持つ、それが『ゼルダの伝説』。
最後になりましたが、どんな形であれ、リンクと共に冒険できることに感謝です。さあ、皆さんも偉大なる「迷子」の旅に出かけましょう!
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