こんにちは、皆さんオタおじです。今日は僕が初めて読んだ恋愛漫画『めぞん一刻』についてお話ししたいと思います。この作品は、うる星やつら、らんま1/2、犬夜叉などの代表作で有名な高橋留美子さんが描いたラブコメです。
物語の舞台は、主人公の浪人生、五代裕作が住むアパート「めぞん一刻」です。そこに、ヒロインの音無響子が住み込みの管理人として赴任してくることから物語が始まります。五代は可憐な響子を見て一目ぼれし、彼女にアプローチしていきますが、響子は未亡人でガードが堅く、一刻館の住人たちも邪魔をすることから、なかなか進展しません。
物語は1980年代から数年にわたるもので、キャラクターたちの人間らしい魅力が際立っています。
登場人物たち五代裕作は、みんな一癖も二癖もあるけれど、基本的には良い人たちです。五代は優しい男で響子を一途に想っていますが、優柔不断な性格が災いして勘違いを招きます。一方、響子もまた旦那さんを亡くし、彼への思い出に縛られています。五代のアプローチには悪くない感情を抱いているようですが、なかなか素直になれません。響子の通うテニスサークルのコーチである三鷹からもアプローチがありますが、響子は返事をしない、しかし、五代が他の女性と関係を持つと、しっかりと怒ります。といったふうに少々面倒くさい女性です。
その他にも、一刻館の住人には、お酒好きで明るい一ノ瀬さんや、謎めいた四谷、姉御肌な朱美、五代の恋敵三鷹、五代のガールフレンドこずえ、といった個性豊かな人々が五代と響子の関係を取り巻きます。
この作品の魅力は、登場人物たちの人間味溢れる魅力にあると僕は思っています。響子は面倒くさい人物ながらも、その魅力は抜群です。五代と響子の関係は進展しつつも、なかなか進まない姿には、読者もやきもきさせられます。
『めぞん一刻』は、オタおじのラブコメ好きの原点であり、今でも大好きな作品です。古い作品ではありますが、その魅力は色褪せません。高橋留美子先生の才能に感嘆するばかり、皆さんもぜひ一度読んでみてください。
最後に、僕の一番好きな名ゼリフを紹介します。「ろくに手も握らせない男のことで、泣くわわめくわ、どうなってんの。あんたみたいな面倒くさい女から男とるほど、あたしもの好きじゃないわよ。バカ。」 by 朱美(よりによってそれかよってツッコミはナシでwww)
作者 | 高橋留美子 |
出版社 | 小学館 |
掲載年数 | 1980年~1987年 |
巻数 | 単行本: 全15巻 ワイド版:全10巻 |
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